ニッケイ新聞 2011年8月19日付け
今年1月、大阪・サンパウロ姉妹都市協会(岡田茂男会長)が主催した『第1回ポルトガル語スピーチコンテスト』で協会長賞に輝いた、大阪大学外国語学科4回生の井寺美樹さん(22)が親善大使として16日に来伯し、9月1日まで語学研鑽も兼ねホームステイや名所観光を行なう。
小学校の頃サッカーと外国語が好きだった。「色々な人種がいて、みんな底抜けに明るくて心が広そう」というブラジルへのイメージも手伝って、大学ではポルトガル語を専攻した。
コンテストでは「ブラジル人コミュニティにおける私の使命」をテーマに、岐阜県でボランティアとしてブラジル人子弟に日本語を教えた経験や、ポルトガルに留学した経験を語った。
来伯は今回初。同協会コーディネーターの花田ルイスさんと来社し、「のんびりした雰囲気のポルトガルに比べ、皆忙しそう」「思ったより町が発展していて、地下鉄もきれい」と第一印象を語った。
「経済が発展している様子や文化を見て、ポルトガルとの比較もしたい」と希望を語り、サンパウロ市を始めリオやイグアス、弓場農場などのほか、日本で知り合ったブラジル人の友人宅も訪れる予定だ。
花田氏は、「若い人を呼んで交流するのが日伯関係を深めるのに一番」と嬉しそうに話した。