ブラジル国内ニュース(アーカイブ)

ATM強盗=今年の被害は500台に=4グループには警官も関与

ニッケイ新聞 2011年8月23日付け

 サンパウロ州では今年に入ってからATM(現金自動預け払い機)を狙った強盗が約170件も起き、合計500台以上のATMが被害を受けたと20日付フォーリャ紙が報じている。
 1台のATMには平均7万〜10万レアルの現金が入っており、強盗犯が500台全ての現金を盗み出すのに成功していれば被害総額は5千万レアルにもなる。
 従来の銀行強盗は営業時間内に侵入して現金を要求するケースが多かったが、警備員との銃撃戦になるリスクが高く、今年初めからは爆薬やバーナーなどを使ったATM強盗が増え始めた。
 それでも、今年に入ってから既に5件の銃撃戦が起きており、14人が死亡している。内11人は強盗犯だったが、残る3人は強盗にまったく関係のない人達だった。
 市警はATM強盗を専門に行っていた4グループについて捜査を行っていたが、6月までにこれら全てのグループに軍警が関わっていたことが明らかになった。現在、35人の警察官が強盗を支援していたとして調査の対象になっている。
 フォーリャ紙が同種の事件170件中116件を対象に分析した結果、銀行内の機械を狙った例が31・9%。スーパーマーケットやガソリンスタンドに設置されたATMを狙った事件は各々、21・5%と10%となっている。
 サンパウロ州内陸部のジュンジアイ市では19日深夜、8人組の強盗犯が、爆薬を使ってガソリンスタンド内のATMを破壊していた。
 ほとんどのATM強盗は大サンパウロ都市圏で発生しており、サンパウロ市内では今年に入ってから既に42件の犯行が確認されている。

こちらの記事もどうぞ

Back to top button