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中流階級はアップアップ=不渡小切手の数も増える
ニッケイ新聞 2011年8月23日付け
7月の不渡小切手発行率が1・99%に達し、前年同月の1・74%や6月の1・93%を上回ったと22日付G1サイトが報じた。
恋人の日の買い物などに使った先付小切手が残高不足で差し戻されたりしたもので、クレジットカード使用額を払いきれない例同様、庶民の懐が厳しくなっている証拠。
17日付エスタード紙によれば、経済的に行き詰まりを覚えている中流階級救済のため、生活扶助や給与、アボーノの前払いも考慮する様にとの声があるという。アボーノは、社会統合基金(PIS)に登録後5年以上経ち、年30日以上働いた最低賃金二つまでの正式雇用者が受け取る事が出来る最賃一つ分の給付金。誕生月に応じ8〜11月から払い出される。