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CPTM=ジュンジアイ駅まで25分=内陸部までの急行線建設へ

ニッケイ新聞 2011年8月26日付け

 ジェラルド・アルキミン・サンパウロ州知事(PSDB)は24日、パウリスタ・メトロポリタン鉄道会社(CPTM)のジュンジアイ駅とアグア・ブランカ駅間に急行線の建設を行う事を発表したと25日付エスタード紙が報じている。
 官民合同プロジェクト(PPP)で20億レアルが投じられる同線は、2015年までに建設予定。従来は1時間20分かかっていた区間が25分に短縮される。
 乗車料金は未定だが、メトロポリタン運輸局長のジュランジル・フェルナンデス氏によると、同区間の運営を行うバス会社の12〜15レアルの運賃と競合できる料金になるはずだという。
 この急行線は現在ジュンジアイ駅とルス駅間を運行しているCPTM7号線(ルビー)の置き換えではなく、「車を使わないための一つの選択肢として建設され」「渋滞が40%減る予定だ」と同局長は説明している。
 政府のプロジェクトによると、サンパウロ市西部のアグア・ブランカ駅が終点として選ばれたのは、CPTMの7号線と8号線、将来建設される予定の地下鉄6号線(橙)と結合するためだという。
 同プロジェクトは、カブレウヴァ、カンポ・リンポ・パウリスタ、イトゥペバ、ジャリヌ、ロウヴェイラ、ヴァルゼア・パウリスタ、ジュンジアイの7市が参加するジュンジアイ地方都市化計画の一環として発表されている。
 同プロジェクトの導入で、同地域の都市間バスの運営もサンパウロ州道路局(DER)からサンパウロ都市圏運輸公社(EMTU)に変更される。
 また、アルキミン州知事は、来年中にCPTM7号線の車両を全て新しくすると発表した。