ブラジル国内ニュース(アーカイブ)

在米大使館に盗聴器?=20年前の緊張関係反映

ニッケイ新聞 2011年8月31日付け

 ブラジル外務省が保管していた国外の大使館との通信物100万ページ余りが公開され、民政移管直後のブラジルと米国との緊張関係などが明らかにされたと27日付フォーリャ紙が報じた。
 同紙によれば、1992、93年には、マイアミ大使館勤務のブラジル外交官らの荷物を、米国税関が無断で開封してレントゲンにかけたり、キューバへ送るはずの物資を開けられたりしたことへの苦情の記録もある。
 また、フェルナンド・エンリッケ・カルドーゾ元大統領が当選直後のブッシュ前大統領を訪問する直前の2001年3月に、在米大使館に盗聴器が仕掛けられた事を示す苦情の電報もあったという。
 米国大統領やその他の閣僚を訪問する人物がいる場合、当該国の大使館などに盗聴器を設置するのは日常茶飯事。当時の在米大使は同年3月24日付で、「明らかに盗聴されている」との電報をブラジル外務省に送り、米国にも抗議したが、なしのつぶてだったようだ。
 民政移管〜安定期のブラジルに対する米国側の疑惑は大きかった事もあり、1990〜2001年に発信された、盗聴や荷物・郵便物の開封などへの苦情と米国への批判の電報類は261件。

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