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フェイジョン新品種開発=2年以内に国民の食卓に
ニッケイ新聞 2011年9月17日付け
科学技術省の国家バイオ保全技術委員会(CTNBio)は15日、ブラジル農牧調査研究公社(Embrapa)によって開発された遺伝子組み換えフェイジョンの商用栽培を承認した。
「金色のモザイク」と呼ばれる病原菌に強いフェイジョンは、国家機関によって開発された遺伝子組換え作物だ。フェイジョンの遺伝子組み換えは世界でも初だという。
同病原菌は金蝿によって媒介され、ブラジルでは50年代に発症、90年代に一気に広まった。現在、ラテンアメリカの同作物農業者にとって最大の敵となっている。
「作物の損失を防ぐことに加え、殺虫剤の使用を避けることになる」とEmbrapa責任者のフランシスコ・アラゴン氏は述べている。新品種を栽培することによって、これまで病気によって引き起こされていた年間80〜280トン(1千万人を養える量)の損失を避けることになるからだ。
プロジェクトにはこれまで350万レアルが投資されており、「病気に強い種子を栽培し損失を減らすことによって輸入が減り、価格が下がることによって国民が手に入れやすくなる」とアラゴン氏は説明しており、「2年以内には食卓に上がるようになるだろう」と述べている。