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出版=元共同通信リオ支局長 名波正晴著=チリ鉱山事故テーマに

ニッケイ新聞 2011年9月17日付け

 07年から今年2月まで共同通信のリオ支局長だった名波正晴さん(48、静岡)が昨年8月に発生したチリの鉱山事故の取材をまとめた『検証・チリ鉱山の69日、33人の生還 その深層が問うもの』(平凡社、税別1900円)を発行した。
 世界中が見守った救出劇の裏表を綿密な取材で綴る一方、チリ津波、アンデス山中で起きた飛行機事故、炭鉱離職者が移住したリオ・フンシャル、東日本大地震にも焦点を当てる。
 一見、無縁に見える点と点を繋ぐことで、極限下を生き抜く知恵、国と企業の責任、家族の絆のあり方を問う内容となっている。
 注文は各日系書店で。