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ニッケイ新聞 2011年9月17日付け

 スザノ福博村会では75周年記念事業として、村の歴史をまとめた写真のDVDを約4年間かけて、全3巻を昨年完成させた。その後も引き続き、80年目までの5年分を記録したものを、映像入りで制作中だという。本でまとめるのは良くあるが、目で映像を見るとよりイメージがしやすい。二世以降の人の記憶に残るDVDになればと願う。
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 昨年まで文協で講演会やショーの鑑賞が中心だった老人週間。今年からは援協のデイセンターで普段行なわれる数々のワークショップを利用し、参画型イベントに切り替えた。同センターでは、恐怖感から一人で外へ出られなかった高齢者が、施設に通いだして積極的になったなどのエピソードもあるとか。参加型への変更に伴い申込みが必要になったので、ご留意を。
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 書道愛好者展の案内のため来社した若松会長によると、今年「書の甲子園」に出展したのは12作品で、全てポ語で書かれた「アルファベット書道」。「毎年作品を集めるのが大変」とこぼす若松会長だが、5点が入賞を果たしたのは快挙。漢字の作品を出展しても中国など漢字の文化圏からの作品には敵わないため、横文字の作品を出展しているという。書道というと漢字やかなのイメージだが、ポ語だとブラジル人にとってはより取り組みやすいのだろう。