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大耳小耳

ニッケイ新聞 2011年9月24日付け

 俳句や短歌に比べ川柳人口は少なく、ブラジル川柳社は当初から全伯大会を実施しており、すでに顔なじみの仲間が大部分を占めている様子。祝儀はもちろんのこと、多くの参加者が小物類や鶉の卵、コーヒーなど自主的に物品を持ち寄り全員にプレゼント。「皆1年ごとの会合を楽しみにしている」と何人もが口にするのが頷けるアットホームな大会。
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 大学では法学部で政治学ぶ傍ら、バックパッカーでアフリカ、アジア諸国を放浪したという高橋祐亮副領事。その後、ドイツ国際平和村でのボランティアのため渡独、戦争で負った怪我や病気の治療に来ていたアンゴラの子供達と出会った。「戦争で傷付いた彼らと触れ合い、ポ語圏のアフリカ各国について更に知りたくなった」との思いがポ語圏であるブラジル赴任につながったが、今回念願叶ってアフリカの地へ。今後の活躍に期待したい。