ニッケイ新聞 2011年9月27日付け
リオ市西部の「Cidade do Rock(ロックの街)」では23日から第4回ロック・イン・リオが開かれているが今週末、コンサート会場では何百人という人がスリの被害に遭い警察署まで足を運んだ。警察によると、主に財布や携帯電話、時計などが盗まれいるが、ショーを見逃さないためにもと被害届を出していない人も大勢いるという。テレビの取材に応じた被害者の中には、初日以外の6日分の入場券を盗まれ涙を流していた人も。せっかくのイベントだというのに、こういうことが起きるとは本当に残念だ。
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サンパウロで行われる伊伯交流年イベントの中には、「サンパウロ市を出ないでイタリアを知る」特別バスツアーも組まれており、イタリア移民の名所旧跡を巡るという興味深いイベントもある。そのほか、サッカー代表親善試合、レオナルド・ダ・ビンチやミケランジェロの作品の展覧会、フェデリオ・フェリーニ映画祭などの企画も目白押しだ。日本移民110周年となる2018年には、負けないぐらいのイベントをやる? それならそろそろ準備開始か。
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ブラジル地理統計院の最近の調査によれば、国内5565市のうち652市(11・7%)にキリスト教の聖人名が付けられているという。最多は60市につけられた「サンジョゼ」、2位「サンジョアン」、3位「サントアントニオ」であることが分かった。都市名は実はカトリック聖人の人気投票だった?