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東西南北

ニッケイ新聞 2011年9月28日付け

 アルゼンチン首都のブエノスアイレスから南西へ約30キロの郊外で26日、住宅2軒を巻き込む謎の爆発事件が発生、近くの民家で就寝中だったペルー人女性(43)が死亡したほか、少なくとも9人が負傷した。目撃者らの証言によると、空から火の玉が落ちてくるのを目撃したという。一方、米航空宇宙局(NASA)は24日、運用を終えて制御不能になった人工衛星「UARS」が大気圏に突入した後、太平洋に落下したと発表した。しかし、落下場所や部品が特定されていないことから火の玉はUARSの部品かも、との臆測が広がっている。NASAは南米に落ちていないと伝えているが、もしかすると…。
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 ミナス・ジェライス州ベロ・オリゾンテ市では26日、自分が通う学校の校長先生に15歳の少年が殴る蹴るの暴行をはたらいたとして警察に連行された。事件が起きたのは8月24日、授業をサボっていた少年を校長が発見して叱責したことから、少年は反発して校長を蹴り飛ばしたという。25日付伯紙は生徒からの暴行を受ける教師の数が増えていると報じている。2011年前半期は、前年後半期に比べ30〜40%も増加したという。州教育組合(Apeoesp)によると、今年に入ってから6カ月で既に300件以上が記録されている。社会が物質的に豊かになると、子供の心はすさむ?