ニッケイ新聞 2011年9月28日付け
マット・グロッソ州政府が主催する『第一回七夕祭り(Festival do Japao Tanabata Matsuri)』が30日〜来月2日まで、同州クイアバ市のサントス・ドゥモン広場で開催される。
昨年から、農業や牧畜が盛んで将来性がある同州との関係を強めたいとの考えで、在聖総領事館の大部一秋総領事が現地の日系団体に日本祭りなどのイベント開催を提案していた。
同時期に宮城県人会が同州サンジョゼ・ド・リオクラ—ロ市の市長で、県系二世の渡辺パウロ氏の仲介で七夕祭りの実施を提案しており、今回の開催に至った。
州側からも日本企業に熱心に投資を呼びかけるなど日本との関係強化に関心を示しており、同州のシコ・ダウトロ副知事は今年5月、ブラジル日本商工会議所の定例昼食会で講演も行っている。
ブラジル中西部日伯協会(Associacao Nipo-Brasileira do Centro-Oeste do Brasil)が運営にあたり、在聖日本国総領事館、クイアバ市、同州議会、同州野球ソフトボール連盟、宮城県人会が後援する。
州政府は10万レの予算を計上、5万人の来場者を見込んでいる。
30日は午後7時〜10時半、1日は午後6時〜11時半、2日は午後5時〜10時半まで、カラオケ、太鼓、日本舞踊、三味線、よさこいソーラン、民謡、剣道や空手の実演、盆踊りなど50以上のプログラムが予定されている。
その他各地域の日本料理が用意され、ミス・ニッケイコンテスト、コスプレ大会、生け花や折り紙の展示もある。