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サンパウロ州内陸部で水不足?=自然変化への対応遅れる
ニッケイ新聞 2011年10月4日付け
サンパウロ州内陸部ピラシカバ〜カピヴァリ〜ジュンジアイ地域では、一人当たりの水の供給量は中東地域以下で、断水や料金値上げなどの問題に直面する可能性ありと3日付エスタード紙が報じた。
同地域の住民500万人に対する一人当たりの水の年間供給量は、中東の一人当たり450立方メートルを下回る400立方メートルで、国連が提唱する年1500立方メートル/人からは程遠い。不足分は雨の季節に生じた余剰分放出で賄っているのが現状だ。
カンタレーラ水系では2004年以降、水の供給をコントロールする必要が生じており、大サンパウロ市圏への水の供給が毎秒3万1千リットルなのに対し、前記地域の供給は毎秒僅か5千リットル。不足分は貯蓄した雨水で凌ぐが、集中豪雨的な降り方をすると、ダムの貯水量が確保できず、乾季の水不足が深刻になる。
1970年代のサンパウロ州では24時間で100ミリを超す集中豪雨は無かったが、2000年以降は既に7回。ダムの放水管理を緻密にするなどの対応をとらなければ、水道料金を15%値上げして再利用を促進しても供給確保が難しくなり、断水なども頻発するようになると見られている。