ブラジル国内ニュース(アーカイブ)
首都で2件の女性殺害=親族を女性政策局が支援
ニッケイ新聞 2011年10月6日付け
女性政策局のイリニー・ロペス長官がブラジリアで最近起こった2件の女性殺害事件について、女性のための警察局が法的面と社会面で親族を支援することを決めたと4日付エスタード紙サイトが報じている。
殺害されたのは、法学生のスエニア・ソウザ・ファリアスさん(24)と給仕人のヴァネッサ・ソウザ・リベイロ・サントスさん。
スエニアさんは9月30日、元恋人で自身が通う大学の教授のレンドリック・ビエイラ・ロドゥリゲス容疑者によって射殺され、ヴァネッサさんも9月19日に夫に射殺されていた。
ロペス長官によると、親族を支援することに加え、殺人者の処罰を確実なものにするためだという。2件とも犯行の動機は同じで、容疑者らは交際の終わりを受け入れていなかった。
スエニアさんは、大学教授のレンドリック容疑者と約1年間に渡って付き合っていたが、3カ月前に破局、元夫とよりを戻していた。しかし、交際の終わりを受け入れなかったレンドリック容疑者は、講義を終えて出てきたスエニアさんを車に連れ込み、口論の末、彼女を殺害。遺体をのせたまま、市内を走った容疑者は警察に自首した。
一方、ヴァネッサさんは、離婚を受け入れなかった夫によって殺害された。二人の容疑者はそれぞれ、以前から暴力を振るう傾向があった。
ロペス長官によると、女性のための警察局の大きな課題の一つは、女性が必要な時に助けを求め、恐れず通報することができるようになることだという。また、5年前成立したマリア・ダ・ペンニャ法は女性を守るために有効だが、その恩恵は全国に広がっていないという。国内には現在、女性を支援するためのサービス機関が1千カ所以上存在している。