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ブラジル人は運動が嫌い?=全然やらないが半数以上

ニッケイ新聞 2011年10月12日付け

 2014年にはサッカーのワールドカップ、2016年にはリオでのオリンピックとスポーツの祭典が続くブラジルだが、国民の6割余りが運動とは縁遠い生活を送っていると11日付フォーリャ紙が報じた。
 スポーツ関連のコンサルタント会社が、16歳以上の人4万6千人を対象に行った調査によると、日常生活とスポーツは無縁という男性は50・5%、女性は72・4%で、全体でも62・6%の高率だった。
 運動をやっているという人が男性49・5%、女性27・6%という数字からは、肥満や糖尿病に悩む人の増加が懸念されるが、毎日運動している人は男性23・1%、女性13・3%。ほとんど毎日という人は、男性22・2%、女性12・2%だった。
 男性が良くやるスポーツはサッカーが11%で最も多く、女性の行う運動は、歩く、走る、陸上競技をあわせた6・5%が最高。
 日常的に運動するか否かには経済力なども影響し、よく運動する人は経済的にもゆとりのある人が多い。
 地域別では南部の人が男性54%、女性32%で最良。市別の統計も行った結果、サンパウロ市では男性の54・4%が運動しており全伯3位。女性は25・6%で全伯9位だったが、海岸もあるリオの女性で運動をしている人はサンパウロ市より少なく、全伯でのランキングは15位だったという。