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汎米競技大会が開幕=金の可能性高いブラジル選手ら

ニッケイ新聞 2011年10月15日付け

 メキシコのグアダラハラ市での第16回パンアメリカン競技大会は14日に開幕し、42カ国の選手達が17日間、陸上競技や競泳、ビーチバレーなど36競技361種目でメダルを競う。ブラジルからも国外大会では過去最大の522人の選手が現地に乗り込んでいると14日付エスタード紙が報じている。
 国内スポーツ界の主力選手を引き連れたブラジル選手団は、16年のリオデジャネイロ市でのオリンピック開催に向け、強さの実証を目標に現地入りした。
 過去最高のメダル獲得数を上げ、総合ランキング上位に入ることが目標のブラジルだが、同紙では、今大会、金獲得の可能性が高いブラジル人選手を紹介している。
 柔道のレアンドロ・ギリェイロは、07年にリオ市で開催された同大会で銀メダルを獲得。8月に行われたパリ世界柔道選手権大会では銅メダルを獲得している。
 ボクシングのエヴェルトン・ロペスは、今月初め、アゼルバイジャンのバクーで国内初の世界タイトルを勝ち取った。
 競泳のセザル・シエロとフェリッペ・フランサは、7月に上海で行われた世界競泳2011で金メダル3個を獲得。シエロは世界記録保持者だ。
 女子ビーチバレーのジュリアナとラリッサはビーチバレー・ワールドツアー5回、世界選手権1回の優勝経験があり、オリンピックでの初の金メダルを狙っている。
 男子ビーチバレーのエマヌエルは、オリンピックやワールドツアー、世界選手権などで13回優勝しており、金メダル獲得が確実視されている。
 走り幅跳びのマウレン・マギは同大会で2回金メダルを獲得。08年の北京オリンピックでも金メダルを獲得した南米記録保持者だ。
 棒高跳びのファビアナ・ムレルは、10年にドーハで行われた世界室内陸上競技選手権で金メダル、8月に韓国で行われた陸上世界選手権でも金メダルを獲得し、室内外二冠を達成している。