ニッケイ新聞 2011年10月18日付け
クリチーバ日本国総領事館(山口登総領事)は、9月30日から今月16日まで日本文化月間を開催し、市内で映画上映会などを行った。
日本文化月間の一環として7日夜、総領事公邸で「日本の夕べ」と題した日本音楽鑑賞会が開かれ、西森ルイス連邦下院議員、クリチーバ文協の石井ジョージ会長、ダルシ・ピアナ・パラナ州商業連盟会長、ミシェル・アンジェロ・ボンテンポ・アサイー市長ら招待客約80人が出席。アルシンド元選手も家族と共に参加し、日本文化に親しんでいた。
山口総領事が「歌で日本文化を普及しましょう。今夜はスポーツ、経済、政治の多方面で親睦を深めましょう」と挨拶、西森下議が乾杯の音頭を取った。
江頭ジョアンさん(3世、40)とロドリゴ・シモエスさん(32)によるギターとマンドリン演奏で、「乾杯」や「贈る言葉」など日本の曲10曲が演奏され、来場客を楽しませた。「春のリズム」と題された池坊パラナ支部の生け花も会場を彩った。
9月30日から3日間、市内植物園で池坊、小原流、華道山月の3流派合同による生け花展示会が行われ、60作品が展示された。池坊パラナ支部長の鈴木隆さん(二世、60)は「天気が良くブラジル人の来場者も多く訪れました」と喜んでいた。
また4〜9日には、市内で増村保造監督特集上映会も実施された。(長村裕佳子クリチーバ通信員)