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ニッケイ新聞 2011年10月18日付け

 汎スザノ日伯文化体育農事協会(ACEAS)はスザノ90周年事業として記念誌(1万部)を発刊した。同市や市内6植民地(スザノ、大和、グァイオ、北部、福博、ヴィラ・ウルペス)の歴史、文化活動の紹介をポ語で掲載。無料で配布され、地域紙「Diario de Suzano」の読者には新聞に挟んで配達する。また、今月初旬には日伯学園に隣接する土地1千平米を10万レで購入。音響設備を整えた文化施設が建設される予定で、10年後の入植百周年に向けた大きな一歩となりそうだ。
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 「ブラジル国民を代表して来ました」—2014年W杯のPRで訪日中の〃サッカーの神様〃ペレ氏が、東日本大震災で甚大な被害を受けた宮城県名取市の小学校を訪れた。日本各紙が報じた。子供たちと積極的に触れあい、仮説住宅に電気毛布などを贈るなどし、被災者らを元気づけたよう。
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 生長の家では、創始者の言葉の正確な理解、また日本語の堪能な後継者育成を目指し、日本語教育に力を入れる。一世は少ないが、日本語を絶やすまいと33の日語支部が存続する。青年会は翻訳を目指して勉強会を実施、毎週実施される子ども会では祈りや歌など、できる限り日本語を盛り込んでいるとか。