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増えるポ語への興味=能力試験受験者6千超す
ニッケイ新聞 2011年10月20日付け
ブラジル経済の成長や国内の多国籍企業が増加したことによって、世界中でポルトガル語に興味を持つ外国人の数が増えていると16日付フォーリャ紙が報じている。
教育省が行っている外国人向けのポルトガル語能力試験(CELPE-Bras)を受ける人の数は、ここ10年で1155人から6139人に跳ね上がっている。
世界48カ国で行われている同試験は、ブラジルの大学で勉強したい外国人や多国籍企業で働きたい人が語学力を証明するために使われる。
「ブラジルの経済と国際関係が世界的に安定していると見られ始めてから、ポルトガル語の重要性が高まっている」とカンピーナス大学(Unicamp)のマチルデ・スカラムッチ言語教育研究所長は述べている。
ブラジル外務省(イタマラチ)は、外国でポルトガル語を教えるために世界22カ所にブラジル文化センターを設立しているが、世界的に見るとまだ少ない。
現在世界で最も多くの人が話している言語は中国語(約10億人)で、2位はヒンディー語(約5億6千万人)、3位は英語(約5億4千万人)となっている。ポルトガル語は6位に入っており、世界で約2億1800万人が使っている。日本語は1億2500万人で9位となっている。