ニッケイ新聞 2011年10月20日付け
【沖縄タイムス】名護市我部祖河の金城タミ子さん(78)が、戦後移民としてブラジルに渡った姉の上地喜美子さん(83)を探している。
14日の「世界のナグンチュ(名護人)大会」で、介護用歩行車に、姉の名前と「姉をさがしています」と書いた紙や写真を貼り付け、ブラジル県人会のメンバーらに協力を求めた。互いに年齢を重ね、「再会するために残された時間は少ない」と懸命だ。
姉妹は名護市真喜屋出身。喜美子さんは清一さん(故人)と結婚し、カンポ・グランデ市内に住んでいたことは分かっているが、25年近く前から連絡が途絶えているという。喜美子さんの息子から3年ほどまえに清一さんの死去の知らせがあったが、詳しい連絡先を聞くことができなかった。
ナグンチュ大会では、カンポ・グランデ県人会の玉城ジョルジ諚二会長らに姉の行方を尋ねたが、姉の情報は得られなかった。
タミ子さんは「どうしても会いたい。ブラジルからたくさん人が来るので今しかないと思い、探している」と話している。
連絡先はタミ子さんの娘の宮城美幸さん、電話090(4471)9004。
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上地喜美子さんの消息をご存知の方はニッケイ新聞社(11・3208・3977/堀江)まで。