ニッケイ新聞 2011年10月21日付け
マリリアを中心に汎パウリスタ線の柔道・相撲の普及に努めた小針一氏が15日、マリリア市内の自宅で心不全のため亡くなった。享年85。
静岡県三島市出身。1936年、らぷらた丸で家族と来伯、サンパウロ州ドアルチーナ近郊のファゼンダに入植、49年からマリリア在住。48年から柔道を始めマリリア文協の柔道部で指導にあたり、後進の育成に尽力した。8段。
80年から同部顧問。88年、パウリスタ・スポーツ賞、93年マリリア名誉市民章。98年からは「小針一師範親睦大会」も開かれ、今年約5百人が参加した。
葬儀は16日に営まれ、同日マリリア市のサウダーデ墓地に埋葬された。49日法要の日時は未定。