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ニッケイ新聞 2011年10月21日付け

 日伯領事当局間協議に関する会見で、「観光ビザ免除に関する話は出なかったのか?」との質問が記者から出た。沼田領事局長は、「まずは商用数次ビザの発給を実現して、それをステップにしたい」と返答していた。W杯や五輪開催を控えているブラジル、それまでに観光ビザ免除が実現すれば、間違いなく大きなプラスだろう。耳子の家族や友人も、ブラジルに行きたいものの「ビザがあるから面倒くさそう」とよく話している。もっと来やすい国になれば、と願うばかりだが、いつになることやら…。
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 締め切りに追われる人気漫画家の多忙ぶりは言わずと知られる。随行した漫画雑誌「モーニング」の都丸尚史副編集長は、「普段の海外取材は何とか1週間に抑えるところ、10日間も確保できたのはまさに奇跡」と話す。「弘兼先生は『経済の預言者』と呼ばれ、島耕作シリーズで描かれた内容が後で実現することも多く、自分もびっくりする」と言う。奇跡の10日間がどう描かれるか、乞うご期待。
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 聖南西文化体育連盟の山村敏明会長は9月23日、東日本大震災の義捐金1万6786・91レアルをブラジル日本文化福祉協会(木多喜八郎会長)の口座へ送金したことを報告した。送金は今回が2回目。震災直後に送った義捐金とあわせると約10万レに上る。「連盟の傘下26文協が独自に送金したものを合わせると20万レを超えるのでは」と山村会長。