ニッケイ新聞 2011年10月22日付け
萩尾満元家族会顧問は、福岡県国際交流センターの田中俊太専務理事のメッセージを読み上げた。
「福博村入植80周年の記念式典が開催されますことを、心よりお祝い申し上げます。幾多の困難を克服され、今日の日系人社会の発展基盤を築かれた移住者の方々のご苦労とご努力に対し、深く敬意を表しますとともに、長きに渡り本県との交流に尽されました福博村会の皆様に感謝申し上げます。福博村は、ブラジルに数ある移住地の中でも「福岡」の名が付いた唯一無二の共同体であり、ブラジル日本移民百周年の際にも本県慶祝団が訪問し、交流を深めるなど、特に本県との関係が深い移住地であります。また、自分たちの故郷を作るという理念のもと、「村」として、土地開拓、道路建設だけでなく、子弟のための日本語・日本文化教育が行われるなど、スザノ市及びブラジルの発展に多大なる貢献をされると共に、福岡の名声を内外に示していただいたことは、本県の誇りであります。ブラジル福岡県人会スザノ支部の発展にも寄与されており、福博村は、本県とブラジルとの交流の架け橋としてかけがえのない貴重な財産であります。皆様には、今後ともふるさと福岡県に対して、変わらぬご支援をお願いいたします。福博村会の一層の発展と、上野会長をはじめ会員の皆様のご健勝とご活躍を心から祈念いたします」