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アルゼンチン=現職大統領の再選決まる=ラ米初の女性での快挙=景気回復や貧困対策後押し=ブラジルとの貿易などの問題も

ニッケイ新聞 2011年10月25日付け

 1平米当たりの価格高騰や核家族化などで、サンパウロ市の高級住宅街などで1寝室の物件が急増していると24日付伯字紙が報じた。
 具体的な名前や数字が出ているのは、ブルックリンやカンポ・ベロ他、従来は4寝室などの大き目の家中心の5地区だ。
 ブルックリンのある不動産屋によれば、06〜08年にはゼロだった1寝室の物件が、現在は10件中4件。3寝室の物件は逆に、76%から5%に激減している。
 同様の傾向はカンポ・ベロやピニェイロスでも見られ、かつては3%と0%だった1寝室の物件が4割と3割に。
 ヴィラ・オリンピアとベラ・ヴィスタでも、1寝室の物件が58%と52%となり、従来の倍以上になっている。
 小規模物件急増の最大の理由は土地や家屋の価格高騰で、これら5地区の1平米当たり平均価格は8150〜1万630レアルに達している。
 職場やレジャーの場に近ければ、家のサイズは小さめでもよいと考えるのは、初めてのアパートを購入する若者や、子供が一人の夫婦とか離婚後の人など。借家として他人に貸したり売却する事を念頭に置いた投資的購入者も増え、設計図の段階で購入し、完成前に売却する例も多いという。
 2010年9月〜今年8月で見ると、キチネッテと呼ばれるタイプや1寝室の新築物件はサンパウロ市全域で販売されており、前記5地区以外でもカンブシ、ブラス、ヴィラ・プルデンテなどでの増加が顕著。2〜3寝室の新築や販売は、カンポ・リンポやヴィラ・カロン、エルメリノ・マタラゾなどの周辺部が多いという。