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アルゼンチン=現職大統領の再選決まる=ラ米初の女性での快挙=景気回復や貧困対策後押し=ブラジルとの貿易などの問題も

ニッケイ新聞 2011年10月25日付け

 国家高等教育試験(ENEM)が先週末実施された。日本におけるセンター試験と同義のものと解釈して良いだろう。各国の受験事情は様々なので、どのシステムが良いかなどとは簡単に言えるものではない。同じ義務教育でも、実際に施行まで至っていない地域もあるブラジルのような国だと、日本のように15歳までの義務教育がしっかりしている国はうらやましいだろう。だが、ブラジルのように、人生のセカンド・チャンスがこういう受験によってもたらされやすい状況というのは、40歳以上の雇用が厳しい日本のような状況では逆に夢のある話でもある。もう既に日本の義務教育を終えてしまった立場だと、ブラジルの方がお得か?
     ◎
 サンパウロ市のホテルを利用したいのに予約が出来ない—。2014年のW杯開会式と開幕戦を見るために予約を入れる人も出始めたサンパウロ市では、ホテルの客室数が足りず、ABC地区やグアルーリョスで泊まる客が増えている。ABC地区のホテルでは週日の稼働率が90%に達し、グアルーリョスでも、アニェンビーやエクスポ・センテル・ノルテに近い地区では月〜金曜日の予約が99%の施設もあるという。全国的にホテルや交通網の整備は競技場の整備より遅れがちだが、本番まで3年弱の時点で需要に供給が追いつかない事が歴然としているようでは、開会式招致で喜んでいるわけにはいきませぬぞ。