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サンパウロ市露天商が抗議行動=ブラスで軍警と正面衝突
ニッケイ新聞 2011年10月26日付け
サンパウロ市セントロのブラス地区で24日夜から25日未明、軍警による取締りに対抗する露天商達の抗議行動が行われ、地区の商店も開店を見合わせる騒ぎとなった。
事件の発端は、正式な営業許可を持たない商人や偽造品販売を取り締まる〃デレガーダ作戦〃に反発した約300人の露天商達によるデモ行進。「我々は働きたいんだ!」と叫びながら練り歩いていた露天商達は、商店のシャッターを蹴飛ばし、ゴミをばら撒き火を放つ、花火を上げるなどの行為を繰返した。
デモ隊はその後、路上に止めてあった乗用車をひっくり返して放火するなどの暴行に至り、警察もゴム弾や催涙ガスを使用し始めた。露天商達は投石などで対抗した後、早朝市〃フェイラ・ダ・マドルガーダ〃妨害を宣言し、退却。3時半頃には、早朝市の場に乱入を試みた露天商達と警官隊との再衝突も起きた。
当局によれば、ブラス地区の早朝市で正式な営業許可を得ている露天商は2949人のみ。市役所が管理し始めた時は8千人が店を出していたが、当時許可を得ていたのは約4700人。早朝市を追われた露天商は人通りも少ない道での営業を余儀なくされるなど、不満が募っていたところで始まったのがデレガーダ作戦だった。
ブラス地区の店の大半が営業を始めたのは、露天商達が一旦退した25日午後から。露天商達は午後1時半頃開いた集会で、当日の抗議行動の終結を決めたが、市当局が早朝市脇で店を出す事を認めるなどの要求に応じない場合は26日未明も抗議行動を行う事を決めており、今しばらく混乱が続く可能性がある。