ニッケイ新聞 2011年10月26日付け
県連は10月の代表者会議後に、同会創立45周年記念夕食会を開いた。県人会役員ら約50人が出席。一分間の黙祷の後、羽田宗義・元県連会長が乾杯の音頭を取り、会は賑やかに行われた。今年の日本祭りの黒字が確定したことで、すでに来年の開催が決まっている『第15回日本祭り』の話も弾んでいた。なお、実行委員長は前田ネルソン氏が続投し、来年のテーマは「共存する進歩と環境」とか。
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鍼治療の治療院は比較的多く見かけるが、「灸治療の知名度は低い」とエスパッソ鍼灸の小渡代表。日本でも「熱い」「跡が残る」など悪いイメージだが、「今は跡が残らない灸治療が可能」と、その普及を目指す。小児神経症、いわゆる「疳の虫」にも効果的。大人が行っても集中力が高まり気分が落ち着くと、サンパウロ大学の某教授も、執筆前に灸を据えに来るとか。
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本紙元旦号で紹介したガリンペイロ・杉本有朋さんの著書「ガリンペイロ体験記」が『第41回にっけい文学賞』の散文賞の佳作に選ばれた。パラー州にあった金鉱セーラ・ペラーダでの6年間を綴ったもので、日々の生活や荒くれ者たちと駆け引きが淡々とした筆致で描かれている。太陽堂(11・3207・6367)や本紙編集部(3208・3977)で販売している。60レアル。