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七夕文芸コンクール=俳句・短歌部門の結果発表=宮城からも作品寄せられ

ニッケイ新聞 2011年11月1日付け

 今年7月、リベルダーデ区で催された『サンパウロ宮城仙台七夕祭り』(宮城県人会主催)で行われた文芸コンクールの俳句・短歌部門の結果が発表された。
 兼題を「七夕」「東日本大震災」とした同コンクールにはブラジル各地から応募があったほか、震災で甚大な被害を受けた宮城県気仙沼市で活動する気仙沼地方俳句協会(菊地島椿会長)からも俳句20句、短歌16首が寄せられ、ブラジルの応募作品とは別に選考された。
 同句会は5年以上前からサンパウロみちのく俳句会(栃沢秋穂会長)と親交があり、毎年作品が送られている。
 俳句部門選者の藤田朝壽さんは「心の痛みが実感として詠まれており、状景が浮かんできます」と選評した。
 両国俳句部門の天地人のみ掲載し、短歌・俳句の秀逸作・佳作は文芸欄で後日掲載する。
【ブラジル】
▽天=清貧の愛を讃歌に星祭る 浜田すみえ
▽地=復興の願の糸を結びけり 鈴木文子
▽人=復興の兆しに安堵桜咲く 藤倉澄湖
【気仙沼】
▽天=億年の光を仰ぎ星祀る 吉田四郎
▽地=放射線消滅願い星祀る 菊田島椿
▽人=初鰹気仙沼港ここに在り 鈴木昭子