ニッケイ新聞 2011年11月2日付け
CIATE(国外就労情報援護センター、二宮正人理事長)は5、6の両日、「2011年度CIATEコラボラドーレス会議」を開催する。会場は文協ビル(Rua Sao Joaquim, 381 – Liberdade)2階の貴賓室。同時通訳つき。
テーマは「訪日就労者に対する事前研修の重要性」。日本からの専門家や在伯の元デカセギ、教育者など各分野の専門家を講師に招き、それぞれのテーマで報告や講演する。
5日は原則、招待客のみ。山本麻里・厚生労働省職業安定局外国人雇用対策課長が「ブラジル政府の在外ブラジル人支援と在日ブラジル人コミュニティ」と題して基調講演を行う。
6日のシンポジウムは一般公開され、入場無料。
プログラムは次の通り(講演者およびテーマ、カッコ内は肩書き、敬称略)。午前9時=受付開始。9時半=尾崎正利(青森中央学院大学教授)「日系ブラジル人の組織化の現状と課題」。10時15分=タチアナ・タカオ(元名古屋外国人雇用センター相談員)「在日日系人の就職活動とその実際について」。11時=バルチーラ竹内(CIATE日本語講座教師)「日本就労希望者の日本語習得の重要性」。11時45分=坂本久海子(NPO法人愛伝舎代表)「愛伝舎の活動と再就職支援での問題点」(仮)。
午後2時=野村和久(在聖総領事館査証班・領事)「サンパウロ総領事館におけるブラジルの査証発給状況および訪日就労希望者に対する注意点」。午後3時=山本麻里(厚生労働省職業安定局外国人雇用対策課長)「最近の雇用情勢と日本政府の取り組み」(仮)。
4時45分=ミゲル・イトウ(ブラジル・トヨタ社員)「日本就労に際するスキルアップの重要性と可能性」。5時半=ロベルト・カサノバ(歌手・デカセギ成功者)「私の出稼ぎ経験と夢の実現」。6時半=質疑応答後、閉会。
申し込み、問い合わせはCIATE(11・3207・9014)まで。