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25街は早くもナタール=車の乗入れ規制も始まる
ニッケイ新聞 2011年11月8日付け
サンパウロ市の買い物のメッカの一つ、25・デ・マルソ街がナタール(クリスマス)一色に染まっていると7日付G1サイトなどが報じている。
11月ともなれば、ナタールの買い物客で人出が増す25では、恒例の車の乗入れ規制も4日から始まり、週末は道一杯に商品や人が溢れた。
ツリーや装飾用のモール、玉飾り、ローソクなどが所狭しと並べられた店内はもちろん、道路も人で一杯という状態は例年通りで、欲しいものに手が届かないという人もザラ。乗入れ規制で空間が広がったはずの路上でも、荷物を手に身動きが取れない買い物客があちこちで見られた。
商店主達は、今年の売り上げは昨年比6〜8%増と踏んでおり、金融危機や経済減速化などどこ吹く風だ。
カルロス・デ・ソウザ・ナザレー通りとラデイラ・ポルト・ジェラウに挟まれた区域の車の乗入れ規制は、月曜から土曜の10時から17時までで、12月24日まで続けられる。
同地区への乗入れ規制は、23・デ・マイオ、エスタードの両大通りやラジアウ・レステの交通を妨げないためで、交通技術公社(CET)は、買い物は午前中や週末に行い、25への足も地下鉄などの公共交通手段を利用するよう勧めているが、どうしても車で出かける必要がある場合も、二重駐車や横断歩道などの上に車を放置するのを避けるなどを心がけ、地域の交通を妨げないよう呼びかけている。
また、買い物に気をとられ、買ったばかりの商品や鞄の中身をひったくられたりすられたりする人も多いので要注意。