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車のローンが返せない!9月の返済不履行者増加

ニッケイ新聞 2011年11月9日付け

 5月以降、車のローンに対する利子が低減しているにもかかわらず、返済が90日以上滞っている債務不履行の件数が増え続けていると8日付エスタード紙が報じた。
 今年9月の債務不履行は4・4%で、同月末時点で滞っている返済額は737万7千レアル。昨年9月の債務不履行は3・1%で、返済が滞っていた額も389万7千レアルだった。
 返済が90日以上遅れる債務不履行は、車の場合、ローン返済額の2・5%を占めているが、今年に入ってからの債務不履行は1・9%ポイント増えている。ここ一年で最低となったのは、昨年12月の2・5%で、消費者の懐具合を暗示するグラフは、1月以降、じりじりと右肩上がりの線を描いている。
 債務不履行増加の傾向は、主要銀行の四半期ごとの経常報告でも確認されており、車のローン利用が多いヴォトランティン銀行では、第2四半期の3・2%が第3四半期には4・3%に、イタウ・ウニバンコでも第2四半期の5・8%が6・3%に増えたという。
 債務不履行の増加に伴う督促業務は月ごとに増えており、直近の60日の仕事量が18%増えたという会社によれば、債務不履行が多いのは、返済額が700〜800レアルの大衆車だという。
 車販売店でも、2009年以降、家族収入が2千〜3500レアルという消費者が60回払いで購入した車の債務不履行が多いというところがあり、経済基本金利引上げが購買力を過信した物品購入とあいまって始まった債務不履行増加は、基本金利の引下げだけでは止めきれない状態となっているようだ。

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