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給与の41%が借金!=ブラジルもクレジットカード依存
ニッケイ新聞 2011年11月11日付け
ブラジルでは家計に占める借金の比重が41%に上ることが明らかになったと、10日付エスタード紙が報じている。
中央銀行が9日に発表した、家計における分割払いの割合のデータによると、ブラジル民は現在、平均して給与の41%にあたる借金を背負っているという。06年は25%以下だったから、この5年で借金が倍近く膨れ上がったことになる。
一方、ブラジル民が月々返済する借金の額は給与の21・1%。20%だった06年以降、ほとんど変化していない。
だが、中央銀行のカルロス・ハミルトン・アラウージョ氏は、この数値は心配する必要はないとしている。同氏によると、国民の借金総額は増えているが、返済回数が増えたことや利子のパーセンテージが以前よりも下がって来たこと、所得が向上してきたことを加味すれば、返金のペース自体に特に問題はないと見ている。
今回中央銀行が発表したデータは、無利子のクレジットカード利用や小切手による取引が含まれていないため数値が不正確で、実際の返済額は給与の43・3%に上るはずだと指摘する経済学者もいる。だが、同学者も、ブラジルの現状は経済危機に陥った米国や欧州諸国の状況にはまだ遠いとしている。