ブラジル国内ニュース(アーカイブ)
乱闘からストリップまで=サンパウロ州のロック祭で大騒動
ニッケイ新聞 2011年11月15日付け
サンパウロ州パウリニアで12日から3日間にわたって開催された、サンパウロ州最大規模の野外ロック・フェスティバル、SWUフェスティバルにおいて、出演スタッフによる殴り合いの喧嘩や、出演の女性歌手が上半身裸になるなどのハプニングが続出したと、14日付で伯字紙が報じた。
乱闘が起こったのは13日の夕方頃で、ブラジルの人気バンド、ウルトラージェ・ア・リゴールの出番直前に、その日の目玉出演者と目されていた英国歌手のピーター・ゲイブリエルさんのスタッフが、降雨でスケジュールが遅れていることを理由に演奏時間を(予定の半分ほどの)30分にしてほしいと依頼した。ウルトラージェ側のスタッフはこれを身勝手な言動と判断して口論となり、ステージ脇で殴り合いの大乱闘に発展。ウルトラージェは演奏中、ゲイブリエルさん側の態度を激しく批判した。
また、同日夜には、米女性歌手のコートニー・ラヴさんが、観客の態度に激怒し一度退場した興奮からか、突然上半身裸になるという予期せぬハプニングも起こった。
なお、これらの模様は、ブラジル内のテレビで生中継されている。
SWUフェスティバルは、昨年は3日間で15万人を動員し、今年も12日が6万4千人、13日が4万5千人動員など注目度が高いイベントで「自然とロックの優しい共存」をテーマにしたのどかな運営を売りにしていた。