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ラ米初のロボット手術=大動脈のバイパス移植で

ニッケイ新聞 2011年11月17日付け

 サンパウロ市のイスラエリッタ・アルベルト・アインシュタイン病院の医師達が15日、ラ米初のロボットによる冠動脈大動脈バイパス移植術を行ったと16日付エスタード紙が報じた。
 今回の手術を担当したのは、昨年、ロボットによる心臓弁交換手術を成功させたのと同じスタッフ。手術を受けたのは、昨年11月に心筋梗塞を起し、投薬では目に見える改善が見られなかった49歳の男性だ。
 狭くなった冠動脈に大動脈から血管をつなぐバイパス移植は、通常なら25センチ程度の胸部切開を必要とするが、患者は冠動脈の一部がほぼ完全に詰まり、わずかの動きで疲れを訴えるほど心臓の働きが落ちていたため、ロビンソン・ポッフォ氏を頭とする医師団は、傷口が小さくてすむロボットによる手術を行う事にした。
 同病院で使用するロボットはダ・ヴィンチと呼ばれ、3Dの高解析写真を撮る腕と、メスなどを使う腕3本がついている。ポッフォ医師らによると、ロボットは人の手のようなぶれが生じないため、繊細な動きが要求される手術にも適しているといい、同病院で昨年3月以降に行われた、心臓弁の交換手術12回はすべて成功。今後は複数の冠動脈大動脈バイパス移植にも取り組む意向だという。
 ロボットを使った手術は国内でも数が増えており、心臓手術の他、婦人科や泌尿器科に関連する腹部の手術なども行われている。

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