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東西南北

ニッケイ新聞 2011年11月25日付け

 23日付本紙でも報じたポルトガルからの移住者増加に関し、同国からは、言語や文化面で親しみ易く、経済的にも期待が持てる旧植民地のブラジルとアンゴラへの移住が増えているとの報道はAFP。02年に内戦終結のアンゴラは、石油ブームも起きており、12年度の経済成長見通しは12%など、ある意味でブラジル以上の成長株。ポルトガル人は観光ビザが不要で入国後の就労許可申請も可能なブラジルには、今のところアンゴラ以上のポルトガル人移住者がいるが、アンゴラは今月からポルトガル人向け就労ビザを3年間に延長し30日以内、短期滞在ビザも30日間から90日間に延長し8日以内に発給する事を決定。W杯やリオ五輪後は、ブラジルからアンゴラへのポルトガル人移住者増の可能性あり?
     ◎
 先週金曜から公開の米国映画「Amanhecer Parte 1」がブラジルでの1週間での映画興行成績の新記録を樹立した。これは全世界で大ヒットした吸血鬼ロマンス小説「Crepusculo(日本語名トワイライト)」の第4弾にあたるが、実に同週にブラジルで公開された他の映画全ての売上総計の6倍もの売上を記録。この映画シリーズの主要キャストは国内ティーン雑誌の表紙をここ数年独占していたが、今作はリオデジャネイロ撮影だったためさらに人気に火が付いた。ブラジルの若者の趣向を垣間見るには最適な映画かも。