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13カ月給で何をする?=Cクラスは借金返済が主

ニッケイ新聞 2011年12月1日付け

 ダッタ・ポプラールがCクラスでは13カ月給の半分を借金返済に充てるとの調査結果を発表したと11月30日付G1サイトが報じた。
 同日は1180億レアルの経済効果ありとされる13カ月給の半分の支給期限だったが、13カ月給全体の4・3%に当たる641億レアルは家族収入が326〜1400レアルのCクラス受領分。より高収入の人達は38・5%の454億レアルを受取り、低所得者の取り分は7・2%の85億レアルだという。
 内Cクラスは、13カ月給の53・9%を借金返済、25・1%を買い物や旅行、16・6%を貯金に充てるという。
 13カ月給の使途には経済力の差も見られ、家族収入がより大きいクラスでは借金返済に34・1%、貯金や金融投資に22・9%を充てる予定だが、低所得者は借金返済が55・7%、貯金には4・9%しか充てられないという。
 国民の負債額は増えたが返済月額は何年も不変という背景には、13カ月給か長期返済で返せばよいとの考えがある。

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