ニッケイ新聞 2011年12月1日付け
愛伝舎の坂本さんは、ブラジルに住んでいたとき日系社会とは関わりがなかったという。今回の来伯では主要な日系団体の代表と会談し人脈を広げたようで「立派な方がたくさんいて、活躍しておられると実感しました」。日本とブラジルの企業数社を訪ね、愛伝舎の活動を伝え支援を求めた。「皆好意的でしたよ」と笑顔。
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静岡県浜松市で2日、ブラジル総領事館と浜松国際交流協会による音楽イベント「ブラジルポピュラーミュージックへの旅」がある。毎日新聞が報じた。日系人子弟の非行を防ごうと開かれる音楽教室の生徒らが出演する。マスカレニャス副領事が歌手として登場、サンバやボサノバで盛り上げる。ジョゼ・ピラス総領事も「音楽を通じて、日本人になじみの薄いブラジル文化を知ってもらいたい」と応援している。
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日伯両国政府が先月28日に覚書に署名し、正式に発給が取り決められた商用数次ビザ。日本の経団連日伯経済委員会に会頭で手紙を出すなどした会議所の平田藤義事務局長も「長年の念願が叶った」と大喜び。平田氏によれば、EU主要国、韓国とは短期滞在ビザが免除されており、米国とは10年、中国とは3年有効の数次ビザが発給されているとか。大きく後れを取った日本だが、経済活性化に期待。そして観光ビザを含む短期滞在ビザの免除も実現してほしいところ。