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大耳小耳

ニッケイ新聞 2011年12月3日付け

 日本でショー慣れしているケイシーさんは、日本語、ポ語どっちの歌もできる貴重な人材であり、進出企業のパーティとかで歌ってもらうのも一興か。また県人会で式典をした後、サンバショーで来賓をもてなすのが定番だが、何度も同じショーだと来賓も「またか」となるかも。そんな時は、気分転換に日系歌姫ケイシーにミニコンサートをしてもらうのもいいかも。大震災を追悼する曲を早く完成させて、公表してほしいところ。
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 アリアンサ創立55周年記念式典で披露された古典音楽の編曲を担当した邦楽協会会長で尺八奏者のダニーロ・トミックさん(45)は今年4月から日本語講座を受講。来年6月に京都で開催される『2012年国際尺八フェスティバル』参加のため初訪日を果たす。「日本語を学ぶことで邦楽の理解を更に深められる」と学習意欲を見せていた。
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 災難は油断した頃にやってくるというが、まさにその通りとしみじみ実感した。久しぶりの大雨で遅れたバスはごった返し、いつもは手前に抱える鞄も脇に追いやられた。ブラジル人の友人からも口を酸っぱくして注意されるが、バス通勤にも慣れて油断した。下車後、携帯電話がすられたことに気づいた。財布に紐を付けたり、分かりにくい所に忍ばせたり、長期滞在者の念入りな工夫に今更納得。