ブラジル国内ニュース(アーカイブ)
インターネット見て強盗=外国旅行後の家族狙われる
ニッケイ新聞 2011年12月6日付け
スペイン旅行の土産の写真をインターネットの社会ネットワークに掲載した16歳の青年とその家族が、11月29日に強盗に襲われたと3日付エスタード紙が報じた。
サンパウロ市バラ・フンダに住む青年と弁護士の両親宅に、鍵を使って侵入し、3人を人質とした強盗は2人組。犯人は軍警と撃ち合いの末死亡したが、犯人達が自宅の鍵を使い侵入したと聞いた市警が身近な人物が犯行に関与していると考えて捜査を進めた結果、事件の翌日、青年の友人が関与していた事が判明した。
警察によると犯人達はフェイスブックと呼ばれる社会ネットワークに掲載された電気製品の写真を見て犯行を計画。交友関係を洗い出し、友人の一人を脅して鍵を盗ませた後、犯行に及んだという。
所得向上で国民に経済力がついてきた事で、外国旅行やインターネットも普及してきたブラジルを象徴するような事件だ。