ブラジル国内ニュース(アーカイブ)
誘拐された我が子発見=6日間の悪夢に終止符
ニッケイ新聞 2011年12月7日付け
リオ市近郊のサンゴンサロで、11月30日に乳飲み子を誘拐された母親が、6日後となる5日に我が子と感動の対面を果たしたと6日付G1サイトなどが報じている。
予防接種を受けるために妹に託した後、何者かに連れ去られたペドロ・エンリッケちゃんを、サンゴンサロ署婦警の手から受取った母親は、「生きていると信じていた」と言いつつ、6日ぶりに再会した我が子に乳を含ませた後、自宅へ。
事件を知る近隣住民は我が事のように喜んで一家を迎えたが、匿名通報で捕まったクラウジア・オリヴェイラ容疑者は、エンリッケちゃんのおばが、この子を育てられないからよこしたと供述。
一方、おばにあたるグレイセさんは、容疑者はバスの中でもエンリッケちゃんと遊び、降りる時には鞄も持ってくれるなど親切そうに見えたが、路上でいきなり耳に平手打ちを食らって驚く間に、エンリッケちゃんを奪い去られたという。
クラウジア容疑者は流産直後で、夫はエンリッケちゃんは自分達の子供だと信じていたという。