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『闇の一日』再上映会=14日に文協大講堂で

ニッケイ新聞 2011年12月9日付け

 勝ち負け抗争の脇山事件の真相に迫った証言映画『闇の一日』(イマージェンス・ド・ジャポン社、11年)の再上映会が14日、文協水曜シネマの後、午後2時半から大講堂で行われることになった。上映時間は1時間半、入場は無料。
 先月行われた最初の上映会では文協の機材が不調で半分しか上映できず中断、700人以上の来場者から不満を訴える声が上がっていた。
 同社の奥原ジュン代表(37、三世)は、「前回の上映会は本当に済みませんでした。あれから予行演習も重ねた。今度こそじっくりと見て欲しい」と呼びかける。
 さらに、奥原代表は「バルガスの弾圧はすごいものだった。ブラジルの歴史の一部として勝ち負け抗争を捉えなおす必要がある。それをもっと二世、三世に深く理解してもらい、自分のルーツ見直しの一助になればと思って作った」と次世代への橋渡しとしての映画の役割を強調した。