ニッケイ新聞 2011年12月10日付け
サンパウロ日伯援護協会傘下のカンポスさくらホーム(辻雄三経営委員長、鈴木アドリアーノホーム長)は3、4の両日、同ホームで「第11回あじさい祭り」を開き、両日で約2千人が訪れた。
快晴に恵まれた4日は援協が用意した2台のバスのほか、6台の観光バスで多くの訪問客が来場したほか多くの地元住民が訪れ、ホーム内の敷地に美しく花を咲かせた青、水色、黄色、ピンクなど色とりどりのあじさいを愛でた。
今年はバザリスタ、食のコーナーのバンカを増やし、やきそばやうどん作りには25人のボランティアが汗を流した。
アトラクションにはサン・ミゲル・パウリスタの「天竜和太鼓」、ブラジル健康表現協会のメンバーらが元気に発表し、大きな拍手を浴びていた。
援協のバスツアーで訪れたサンパウロ市在住の吉田チドリさん(宮崎)は観光も満喫した様子で「楽しかった!」と声を弾ませていた。
また、現在38人の入居者がいる同ホームでも市との提携話が進んでおり、辻経営委員長によると来年1月から、カンポス・ド・ジョルドン市内に住む高齢者が行うレクリエーションのため、週に2回ほど同ホームの敷地を貸し出すことが決まったという。