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ACAL=第43回東洋祭り=約6万人が日本文化楽しむ

ニッケイ新聞 2011年12月15日付け

 リベルダーデ年末の風物詩『第43回東洋祭り』が10、11日にリベルダーデ広場で開催され、二日間を通して友人、家族連れなど6万人超(主催者発表)が訪れた。リベルダーデ文化援護協会(ACAL・池崎博文会長)主催。
 初日午後2時過ぎから大阪橋の大鳥居の下で開会式があり、池崎会長、羽藤ジョージサンパウロ州議、菊地義治援協会長らが出席。南米神宮による祭り成功祈願の神事の後、テープカットがあった。
 俄か雨に見舞われたものの、広場では、花柳流金龍会による踊り、リベイロン・ピーレス文協とACAL青年部によるYOSAKOIソーラン、鳥取県人会のしゃんしゃん傘踊りなどを披露。着物姿の踊り手たちを眺める観客からは拍手や歓声が沸き起こっていた。
 翌日は晴天の下、広場に組まれたステージでバンド演奏が行われ、若者達がステージ前に集まり歓声をあげた。
 大阪橋からリベルダーデ広場にかけて歩行者天国となり、日本食やおみくじ、健康器具、日用品などのバラッカが30店舗以上並んだ。アイスクリームやアサイーを片手に暑さをしのぎながら歩く老若男女で賑わい、祭りの雰囲気を楽しんだ。
 買物のついでに立ち寄ったという薪田正一さん(68、2世)と美恵子さん(69、同)=カラピクイバ市在住=は踊りを見ながら「出稼ぎで住んだ埼玉の祭りを思い出す。リベルダーデにはまだ日本らしさを感じますね」と懐かしそうに話した。
 池崎会長は「昨年は大雨が降って大変だった。今年は若い人も沢山来てくれ、とても賑わった」と語っていた。