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ジウマ大統領や閣僚参加=ゴミ回収者のクリスマスに

ニッケイ新聞 2011年12月24日付け

 ジウマ大統領と複数の閣僚が22日、サンパウロ市での再生資源ゴミ回収者と路上生活者のクリスマスに参加と23日付伯字紙が報じた。銀行職員組合本部で開かれた集会は2度目のジウマ氏も、大統領としては初参加だ。
 複数の州からのゴミ回収者や路上生活者、州や市の公職者らも参加した集会には、大統領府総務長官や教育、社会開発飢餓対策、人権、保健の各相も参列。「ゴミ回収は一般企業と同じ生産的活動」と位置づけた大統領は、自分は貧しい人達の大統領となるために選ばれ、貧困と社会格差を減らす事が現政権の成功の鍵と強調した。
 また、今年殺された路上生活者が142人に上る事にも触れ、大都市では〃人間清掃〃が行われていると批判。治安保障役の警察は州の管轄だから、地方行政担当者と対話の場を設ける必要があるとし、貧困撲滅や社会格差の縮小には、地方との協力が必要であるとの考えも示唆した。
 在任中の8年間同会に参加し、ジウマ氏に大統領就任前の参加も促した前大統領はガン治療のために欠席したが、ゴミ回収者達が作ったクリスマスの飾り物は、その日の内にジウマ大統領の手でルーラ氏に届けられた。