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大耳小耳

ニッケイ新聞 2012年1月4日付け

 らぷらた報知の記事によれば、沖縄祭り会場では「生憎、出来るだけ照明の効いた会場にしようとの気遣いが裏目に出て、高い電圧から変圧器がショートを起し明るさが半減、前総理が帰途についたあと平常に戻るハプニングもあった」とのこと。まるで菅政権時代の日本の政局を思わせる?! 野田政権では〃平常〃に戻るか。
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 「JISHIN(ジシン)」—? と関心を引くパラナ福岡県人会で発表した三味太鼓グループの名前には「自信」と「地震」が掛けられている。グループ・コーディネーターの井本ジゼレさん(24、四世)が特に「地震」の字を掲げるのには、地面を震動させるように音楽や踊りで人の心を〝振動〟させたいとの思いが込もっているそう。2003年7月にロンドリーナで結成され、忘年会では三味線、歌、太鼓で日本のポップスを披露した。グループ名にちなみ、震災の悲しみをも吹き飛ばすパワーだ。
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 年末、パラナ州クリチーバとモヘチス、パラナグアをつなぐ観光列車に乗ろうとロドビアリアに行くと、チケット売り場は大混雑で、最も安い席は完売していた。その日はあいにくの曇り空で小雨もパラパラ。車内ガイドが「次が絶景ポイントです」と言うと乗客は身を乗り出しわくわくして待ったが、霧で何も見えず…。それでも「おおー」と喜び写真を撮るなど、なぜかおおはしゃぎのブラジル人。日本人なら「残念…」とがっかりするところだが…。満足するポイントの違い?と思わず腕組み。