小売店が大型値引き=低調なクリスマスの反動で=それでも苦しい年始売上
ニッケイ新聞 2012年1月6日付け
クリスマス商戦で期待したほど売上が伸びなかったことで、1月は小売り業者が大型値引きにうってでると、5日付伯字紙が報じている。
全国小売業者連合(CNDL)の発表によると、今回のクリスマスにおける小売販売は2・3%の伸びとなったが、同連合が当初見込んでいた8%を大きく割り込んだ。また、サンパウロ州商業協会(ACSP)によると、2011年の1年間の売上が4%の上昇だったのに対し、12月の売上は前年同月比2・1%に止まったという。
そのため、各小売り業者とも余剰在庫が大きく、この1月は大型の在庫処分セールが敢行されると見られている。CNDL会長のロケ・ペリザッロ・ジュニオール氏は「今年の場合、店によっては8割のディスカウントもあり得るだろう」と語っている。
実際に小売業者のセールへの動きも既にはじまっている。小売大手のマガジン・ルイーザは、6日から全国16州728店舗で毎年恒例の年始セールを開始し、家電や家具、生活必需品など300万点で最大70%の安売りをはじめる。エスタード紙によると、サンパウロ州カンピーナスの同店前には、6日からのセールに対し、2日朝の時点で25人の行列が出来ていたという。「今はみんな13カ月給をクリスマスに節約して年始のセールに使うものだ」と同店の顧客は語っている。
また、今年のセールでは各社で大型値引きが目立っている。フォーリャ紙によると、大手小売店のカーザス・バイーアとロージャス・レネール、家具チェーン店のエトナで最大70%、家具・電化製品チェーンのトック&ストックで最大60%、スーパーのエストラで最大50%のセールが展開されている。
ただ、それでも、この1月の売上は厳しいと見られている。ACSPの経済学者エミリオ・アルフィエリ氏は「年頭の小売りの売上は比較的低い伸びとなる」とし、「売上があがってくるのはむしろ、『母の日』『恋人の日』などが重なる上半期後半になるのではないか」と予測している。