ブラジル国内ニュース(アーカイブ)
森林伐採せず増産可能=あるものを如何に使うか
ニッケイ新聞 2012年1月12日付け
米国の雑誌〃PNAS〃に、農産物の増産には森林伐採が不可欠との見方を覆す研究結果が発表されたと10日付フォーリャ紙が報じた。
森林伐採をしなくても農産物は増産できることを証明したのは、ブラジルの大豆の31%を生産するマット・グロッソ州での大豆生産量と森林伐採の関係を分析した記事。2000〜05年の森林伐採が全国一だった同州では、森林伐採量が1996〜2005年の平均より30%減った2006〜10年に、大豆生産量が増えている。
2001〜05年の大豆増産は栽培地の拡大によるもので、その内訳は森林伐採26%、牧場からの転換74%だった。
ところが、2006〜10年の大豆は以前からの栽培地の91%で増産され、生産性向上への努力で森を破壊せずに増産できる事を証明。
今あるものをうまく使う事を考える努力とそれを促す政策の導入、コモディティ市場の動きが、乱伐削減と大豆増産の両立させたとの報告は、他州でも通用するはずだ。