ニッケイ新聞 2012年1月12日付け
国際サッカー連盟(FIFA)が9日に発表したバロンドールは、フランス語で〃黄金の球〃の意。元来は欧州の年間最優秀選手に贈られていたが、2010年度に「FIFA最優秀選手賞」と統合され「FIFAバロンドール」と呼ばれる事になった。欧州最優秀選手としてのバロンドール3年連続受賞はフランスのミシェル・プラティニ(1983〜85年)の例があるが、3年連続で世界最高峰と認められた男子選手はメッシが初。
◎
南東伯の雨と南伯の干ばつの被害拡大は本紙でも報じてきたが、北東伯も干ばつで泣いている。17市が非常事態宣言を出したセルジッピでは6カ月以上の干ばつで、毎日の炊事や洗濯、家畜に水を飲ませる事もままならないが、住民は「助け合いの精神に欠ける事はない」と胸を張る。穀倉地帯の南伯や野菜や果物の産地でもある南東伯の災害で、食料不足や価格高騰も懸念されるが…。
◎
11日付フォーリャ紙の一面は4枚の写真を使い、68歳女性が、数カ月行方をくらましていた嫁を探し、真夜中のクラコランジアをひとりで歩きまわり、遂に見つける様子を伝えている。息子はクラック密売容疑で3度目の服役中で、妊娠中の嫁も12歳から20年以上に渡る常用者であるという。夫婦を取り巻く状況は厳しいが、この母の愛が一筋の光を差し込む契機になれば良いが。