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日本語ふれあいセミナー=110人が交流を深め=寝食を共にする4日間

ニッケイ新聞 2012年1月18日付け

 ブラジル日本語センター(谷広海理事長)主催で17日から『第12回日本語ふれあいセミナー』が開催され、各地の日語学校に通う13歳から16歳の青年110人が互いに交流を深めている。20日まで。
 マットグロッソ、ミナス州のほか、ボリビアからは6人が参加した。ブラジルの地図に「ふれあい」とかかれたシャツを着て集合。早速近くの子と話すなど和やかな雰囲気となった。
 初日に北海道交流センターであった開講式には谷理事長、林円文協副会長、国際交流基金の梶原新吾副所長らが出席。
 谷理事長が「日本へ行きたい人は?」と聞くとほぼ全員が挙手。「日本へ行きたいという夢を持ち続けて。将来何をしたいのか、この機会に考えてほしい」と挨拶した。
 セミナーでは10のグループに分かれて工作や日本食体験、リベルダーデ街散策のほかトヨタ自動車工場の見学を実施。北海道交流センターに宿泊し、共同生活を行う。
 ボリビアのオキナワ移住地から初参加した渡久地カルロスくん(14、三世)は「ブラジルの友達をたくさん作りたい」と期待を膨らませる。
 3度目の参加で今回はグループリーダーを務める中島レナト強志さん(18、四世)=ミナス州ベロオリゾンテ市=は「場所は違っても同じものを勉強している仲間。毎年バタバタ忙しいが、それが楽しい」と話していた。