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南米の沖縄子弟が一堂に=ニーセーターツアー、19日から

ニッケイ新聞 2012年1月18日付け

 南米に住む沖縄県系人の若者の交流を目的に07年に始まり、今年で5回目を迎える『ニーセーターツアー』が今月19〜29日までサンパウロで行われる。
 これまでペルー、アルゼンチン、ボリビアなどで行われ、ブラジルでの開催は初めて。
 今回は日本から、昨年10月に開催された「第5回世界のウチナーンチュ大会」をきっかけに設立された「世界若者ウチナーンチュ連合会」の沖縄本部若者・学生事務局の事務局長ら5人が参加する。
 その他ボリビアから7人、ペルーから2人、亜国から5人、ブラジルからは現時点で43人が参加予定で、60人を超える14〜20代の若者が一堂に会する。
 実行委員の山城モニカさんは「ブラジルの多くの県系子孫は、自分のルーツや先祖の歴史に関心がないし、知識もない。いちゃりばちょーでー(沖縄の言葉で「一度出逢ったら皆兄弟」の意)を、参加者にツアーで感じてもらうのが目的」と意気込みを語る。
 ツアーでは沖縄太鼓や琉球舞踊、空手、沖縄料理など沖縄文化と、ブラジル料理、サンバ、フォホーなどブラジル文化のワークショップが開かれる。
 開会式は20日夜、サンパウロ市リベルダーデ区の沖縄県人会館で開かれ、ジアデーマの沖縄文化センターで終了予定。
 ツアーに関する問い合わせは山城さん(11・8411・2546)、宮里マリナさん(11・7332・1810)まで。